魚を確実に釣りたいなら、時間帯は意識すべきであると言われる事も多いです。実際、確かに時間帯は無関係ではありません。
ただ時間帯だけでなく、潮の流れも意識すべきです。釣れる確率に関わる要素は色々あって、1つだけではないのです。
なぜ日没以降は魚が釣れやすいか
釣りに最適な時間帯は、おおむね日没以降であると言われています。それには2つの理由があります。
まず1つ目は、日没の時間帯はプランクトンが集まりやすいからです。プランクトンは水の表面近くに集まっていることが多く、特に日没以降は集まりやすいのです。必然的に水中の魚の数も多くなりますから、日没以降はおすすめなのです。
2つ目の理由は、水に光が照射されるからです。水の周りには、色々な光源があります。漁港や橋にある照明機材からの光は、水の中に照射される訳ですが、プランクトンは光に集まってくる性質があります。夜の時間帯は照明機材が使われる事も多く、水中も明るくなりやすいので、魚も釣れやすくなる傾向があります。
海は時間帯より潮の流れの方が大切
以上を考慮すると、確かに魚を確実に釣りたい時には、夜の時間帯あたりがおすすめではあります。ですが、海釣りの場合はそうとも言えない一面があるのです。時間帯というより、むしろ潮の流れなどを考慮する方が良いでしょう。
どういう事かというと、魚が釣れる確率は潮の流れに左右される傾向があるのです。潮が殆ど流れていない時などは、注意を要します。
海の潮の流れは、とても流動的です。潮が比較的流れているタイミングもあれば、そうでないタイミングもあります。
ところで上述のプランクトンなどは、主に潮で運ばれる傾向があります。潮が流れていなければ、肝心の小魚に対する餌が運ばれない状態になりますから、魚も集まりづらくなってしまうのです。ですから潮が止まっているタイミングなどは、注意を要します。
海釣りの場合は、この潮の流れの方が重要であると言われています。確かに時間帯も意識すべきですが、むしろ潮が適度に流れている時間帯の方が、魚も採れやすくなる傾向があります。
経験を重ねると釣れるタイミングが分かる
つまり魚が釣れる確率は、必ずしも時間帯だけに左右される訳ではありません。潮の流れや水の温度などを含めて、多角的な要素に左右される訳です。
では結局どういうタイミングで魚釣りをすれば良いかというと、最終的には経験で判断する事にあります。確かに時間帯も大切ですが、釣り人は経験則でタイミングを見計らっている一面もあるのです。
何回か釣りを経験すれば、自然とタイミングも読めるようになります。魚を釣る確率を高めたいなら、とにかく経験を積んでみると良いでしょう。